スタートアップテクノロジーのteruyaです。

今回はGlideというノーコードサービスを使ってアプリを開発していきます。

参照 : https://www.glideapps.com/

Glideとは

GlideはPWAをノーコードで作成できるサービスです。

PWAとはProgressive Web Appsの略でモバイル端末でネイティブアプリのように動かすことができるwebサイトです。web上でネイティブアプリのような操作体験ができることに加えて、ストアでインストールすることなく利用できるので、ユーザー獲得のハードルも下げることができます。

Glideではそのような利便性の高いPWAのサービスが皆様が普段から馴染みがあるであろうスプレッドシートをデータベースに変換しアプリが作れるので、学習コストは他のノーコードサービスと比較してもかなり低いです。

どんなアプリが作れるか

Glideでは完全に0からアプリを作ることもできますが、テンプレートも豊富にあるので自分が作ろうとしているものに近しいものがあればデータの元となるテンプレートを元に開発してみるのはいかがでしょうか?

ちなみにテンプレートを数えてみたところ、執筆時(2021/07/02)で無料と有料合わせて389種類もありました。

では本題のどんなアプリが作れるのかをテンプレートを参照しながら紹介していきます。

Glidegram

名前の通りインスタグラムのような写真投稿ができるソーシャルメディアサービスです。

https://www.glideapps.com/templates/glidegram-jy

Recipes Pro

こちらは動画ベースで料理手順が確認できるクラシルのようなサービスですね。

https://www.glideapps.com/templates/recipes-pro-ug

xuberEats PRO

流行りのフードデリバリー。顧客、店舗、ドライバーそれぞれ登録できて本格的です。 https://www.glideapps.com/templates/xubereats-pro-24

CityGuide

上記3つは有料でしたがこちらは無料。位置情報ベースの観光地案内です。 https://www.glideapps.com/templates/city-guide

to C向けのテンプレートを主に紹介しましたが、他にもCRM、営業支援や採用管理などのテンプレートもあるようです。

PWAアプリを公開してみよう

前置きが長くなりましたが、今回の記事のメインテーマです。 前項で例に出したCityGuideのテンプレートを使って公開手順を解説していきます。 本当にこれだけで公開できてしまうの?というくらいにシンプルです。

なので手順に加えて補足情報をいくつか記載しきます

テンプレートの選択

https://www.glideapps.com/templates/city-guide

こちらのページにて”Copy app for free”を選択します。すると会員登録画面を経て次のページに遷移します

公開

こちらのページの右上にPublishというボタンがあるのを確認できますでしょうか?

公開するにはこのボタンをクリックします。これにて公開完了です。

公開を完了するとシェア画面が現れ、サービスのドメインを登録できます。

glideapp.ioがつかない独自ドメインを利用するには有料プランへの登録が必要です。

アプリ情報の変更

開発画面上部右にある菱形のマークをクリックするとアプリの設定項目が表示されます。ここでApp Infoを選択するとアプリ名、アイコン画像やアプリ紹介文を変更することができます。

他にもサービスカラーやログイン設定などもこちらで設定できます。

備考

タブレット&デスクトップ対応、共有機能、利用規約、外部API連携などは有料プランでなければ設定できないようです。

まとめ

個人的な見解としてはbubbleやadaloといった他の代表的なノーコードサービスを利用してみましたがglideはデザインや機能面も直感的に編集できるので最も学習コストが低く開発しやすかったです。

難易度順としてはbubble >>>>> adalo >>>>>glideという印象です。

なんといってもスプレッドシートをデータベースに変換してスムーズに開発ができるので、ノーコードで何か作ってみたいという時のファーストチョイスになるのではないでしょうか?

bubbleやadaloも気になる方は下記の記事をご覧ください。

bubbleの利用実績調べてみた

Adaloの利用実績調べてみた